一般内科
南台病院内科では、循環器科、消化器科、神経内科の専門領域以外のコモンディジーズ(よくある病気)を守備範囲として入院、外来の診療を行っています。入院患者さんで多いのは種々の感染症(呼吸器感染、尿路感染、皮膚感染など)、摂食、嚥下障害などの老化に伴った病態、急性期病院からの脳卒中患者の受け容れなどです。外来では高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病のコントロールが主体です。
当院の特徴としては、社会福祉法人ですので特別養護老人ホーム(やすらぎの園)や老人保健施設(けやきの郷)、みなみだい訪問看護ステーションなど様々な併設施設があります。それらと連携しながら、入院が必要なら病院で、病態が改善すれば、適切な施設あるいは在宅での療養を続けられるよう、看護師、理学療法士、薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカーなどの多職種連携も行っています。
高齢者ではたくさんの病気を抱えてあれもこれも治療していくとかえって具合が悪くなる事もあります。問題点を絞り込んでいく作業も重要です。特殊な検査や治療を行うわけではないのですが、患者さん本人やご家族の希望をよく聞いて、できる限り期待に沿えるようなアウトカムを求めて、クォリティーの高い診療を心がけています。